いまでは趣味のひとつとなった「ジャム作り」を始めたのは いつぐらいだったろうか?きっかけは、昔懐かしい「紅玉」が消滅の危機に瀕してるという、何かの記事を読んだことからだったと思う。幼い頃に林檎の芯を抜いて、そこに砂糖とバターを詰め込んだ焼き林檎の思い出が後押しをしたのかもしれない。
■最後に爆発したように崩壊
最初の年は、紅玉を探し求め70キロにも及ぶジャム作りをした。次の年は60キロ、40キロ、20キロと年々減ってはきてる。少しずつ、上品になっていってるかも知れない。何せ、使う砂糖の分量がレシピの三分の一に収まってるのだから。
いい林檎は煮ていくと最後に爆発したように崩壊する。色付けは、ガーゼに包んだ皮と芯を一緒に煮出す。冷めてたら、引き上げて絞り赤い色が全体を薄いピンクに色付ける。あとは殺菌した入れ物に封をして、冷たい場所に保管。最近、紅玉が目につくように増えてきたのが判りだした。もし、酸っぱい酸っぱい林檎が手に入ったら、 作ってみてください。

リンゴのジャムは、ここ何年間作り続けています。昨年は脳腫瘍で入院していたので無理でした。紅玉が出る10月の初めにいい林檎を探すことから始まります。紅玉のいい時期は2週間ありません。熟れた林檎はジャムになっても美味しくありません。昔、焼きリンゴをして食べた思い出の味はこの林檎だったのです。酸っぱい味の紅玉がジャムには最適です。


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